地元高校の演習林実習

060825usukou1.jpg

環境緑地科という性質上、例年、林業関係に進む人もいます。画像は、最後にチェンソーでの玉切りを体験しているところ。

 もたもたしているうちに、もう二日も前のことになってしまいました。
県立臼田高等学校環境緑地科の一部の生徒さんとは、日頃から臼高自然塾という行事を通じておつきあいをさせてもらっています。
 今回は3年生全員を対象に、これからの林業と題してのお話しを聞いてもらい、木の安全な倒し方などのデモを見てもらいました。来週は、2年生を対象にした実習が行われます。

060825usukou2.jpg

伐倒作業を見学してもらっています

060825usukou3.jpg

伐痕(切り株)を見ながら、方向の制御とツルの働きを説明中

シカによるカラマツ食害

060824sika1.jpg

 ご近所のページで、人工林でのクマはぎの被害が紹介されています。手間をかけて育てた木が、一日でダメになってしまうのですから、これは見過ごすことのできない深刻な被害です。足場の悪い場所で、対策をとらなければならない皆さんの苦労も、危険を伴う大変なものでしょう。

 一方、私たちの地域ではご覧のような被害が発生しています。シカはよく、マユミ、リョウブなどの直接生産に関わりのない木の皮を剥ぐのですが、今年の夏、12年暮らしていて始めてこのような食痕を目にしました。そしてここで最も深刻なことは、この被害のことが騒ぎになっていないことだと私は思うのです。
 このような「激しい」食痕を見ても、地元の皆さんは「あ~あ、困ったもんだ。こんなに食っちゃって」程度の反応で終わることが多いのです! 
 山村の多くは第一次産業とともに歩んできた歴史を蓄えています。そういうところで、山林の所有者にもういちど「木の生産者」であることを自覚してもらうために、私たち起業者はせっせと今日も木の売り先を開拓しなければなりません。

 ところで、この季節、天然生林や皆伐地のある地域に暮らすシカにとって、食べ物は豊富であると考えるのが普通ですよね。そこであえてカラマツの形成層を食べるということには、それなりの理由があるのでしょうか。

060824sika2.jpg

ものさしを持っていなかったので、代わりにCDのパッケージをあててみました。歯の跡がおわかりいただけますでしょうか。

DIY情報誌の取材

060822dupa!.jpg

 ユーザーに木を売り込む。所謂「山側」と呼ばれる我々がやってあたりまえなのに、なぜか多くの当事者がやっていないことではないでしょうか。
 今日は、そんな私たちの顔を消費者に紹介してくれる強~い見方ドゥーパ!というDIYの情報月刊誌の方が、東京からはるばる取材に来てくれました。

 私たちの地域ならではの木であるカラマツのことを、世間にもっと知ってもらい、ひとりでも多くのファンが生まれてくれることを願って、村の中のカラマツゆかりの場所をあちこち案内しました。

 昨日の製材所のことも含めて、10月にドゥーパ!EXという本になって紹介されることになっています。

060822do-pa.jpg
取材中のおふたりをパチリ! 盗撮させてもらいました

製材所

060821seizai1.jpg

 村に2軒ある製材所のひとつ、海上木材(かいじょうもくざい)さんを紹介します。今日は、明日の雑誌取材のお願いに行ってきました。

 海上さんには、いつも地域材の需要動向を教えてもらっています。私たちのような生産者にとっては、最も重要な情報を持っている、大切な先生です。
 事情を説明すると、「明日は息子の野球の試合に出かける」ということで、親切にカラマツを選んで製材の実演までしてくれました。画像は1.5mの材を矢板用に挽いているところです。
 
 製材機は「帯ノコ」という鋸が固定されていて、その横を、このようにレールの上に載った台車が行ったり来たりする構造になっています。

 地域の材だけで頑張っている海上さんに、ひとこと言われました。「PRをよろしくたのむよ!」

060821seizai2.jpg

060821seizai3.jpg

セミナー「森が僕らを暖める」

060819co2-1.jpg
体験活動の前に、木の安全な倒し方について枯木で実演しました

 県内在住の親子を対象としたセミナーで、お話しと、伐採体験のお手伝いをしてきました。

 この事業は、CO2排出削減を目標にした環境省の助成事業で、長野県のNPO法人CO2バンク推進機構が全4回で開催するものに、「温暖化と森のお話し」をするきこりのおじさんとして、そまびとに依頼が来たものです。

 このあと、参加者たちは木をペレットにするところまで体験し、最終回ではペレットオーブンで料理をして、森のエネルギーから生まれた味を楽しむことになっています。

 近頃の助成事業というのは手がこんでいます。「内容をマスメディアで流す」というのが条件になっているそうで、信越放送(SBC)という地元局のカメラとラジオ担当者が、ずっと取材していました。テレビは11月4日放送とのことでした。

 パワーポイントを使っての説明。参加してくれた子供たちは、わかってくれたかな~??

060819co2-2.jpg
ほーら、こうやってたおしたい方にむけて、おくちの形に切るんだよ

060819co2-3.jpg
参加者が収穫した木を前にして、作業の感想をインタビューしているところ

下草刈りの検査

060818siga-kensa.jpg

 そまびとがヒノキを植えた個人所有の山で、下草刈作業への造林補助金申請のための検査に立ち会ってきました。先月草を刈ったのに、ご覧のように、もう青々とした山になっています。
 この現場は複層林といって、すでに大きく育っているカラマツの下に、ヒノキを植えたところです。
 矢印が、昨年植えたヒノキの苗です。こんなスピードで周囲の草や広葉樹が伸びてしまうのですから、従来の方法での造林には大変な人出がかかります。そしてこの現場での草との戦いは、夏がくるたびに、少なくともまだ5~6年は続くことでしょう。

支障木伐採

060817bessou.jpg

 山村では、建物の障害になる木で悩んでいる人が少なくありません。今日は、そういうお客さんのところで仕事をしてきました。伐採後は日当たりが良くなり、きっと洗濯ものの乾きも良くなることでしょう。木や、そこに暮らす生き物たちには気の毒でしたが、このお宅では薪ボイラーを利用しているということですので、倒したあとの木は、有効に利用してもらえることでしょう。
(more...)

魚のつかみ獲り大会

060815river.jpg

♪ 夏が過ぎ 風あざみ
 誰のあこがれに さまよう

 近頃は、子供だけで川では遊んではいけない、という決まりがあるそうです。そんな気の毒な子供たちのお楽しみ会ということで、地域の公民館と小学校PTAの合同での、魚つかみ獲り大会が行われました。
(more...)

林業労働財団の説明会に参加

 緑の雇用担い手対策事業と、認定事業体についての説明会に参加してきました。こうした助成制度や融資制度の情報を得ることも、起業を有利に進められるかどうかの重要なツールです。林業に限らず、近頃では地域振興を目的にした様々な支援があるようですから、面倒がらずに有効活用することが、結果的には持続可能な社会の創造へとつながることになると思います。

 長野県には、林業に従事しようとする人、あるいは従事している人の支援を目的にした「長野県林業労働財団」という機関があります(他県でも支援センターなどの名前で同様の組織があるようです)。信州そまびとクラブも、いっぱしの林業事業体として日頃からいろいろとこの財団のお世話になっていて、今回も説明会の通知をもらって、出かけてゆきました。

 緑の雇用担い手対策事業は、林野庁が行う新規就労者に対するバックアップ事業で、そまびとでも、平成16年度にこの事業の前身である「緑の雇用担い手育成対策事業」で、2名の研修を完了しています。
 今回は、一年目の研修修了者を対象に「技術高度化研修」という制度が用意されているということで、早速来年度の申し込みを検討することにしました。

 また、認定事業体になると、様々な支援を受けることができるということで、説明を聞いた後、早速地方事務所に立ち寄り、申請ための書類をもらってきました。

キクイムシ調査

060806trap.jpg

 カシノナガキクイムシという昆虫がいます。長野県では、北の地方で、この虫の入ったナラが枯れるという現象が起こっているそうで、長野県内での虫の広がりをいち早く捕らえるために、被害地から遠く離れた川上村でも、この虫を探す作業が始まりました。

 夕方撮影したので、暗くてわかりにくいかもしれませんが、この中にセットされている誘引物質に呼び寄せられて飛んできたカシノナガキクイムシが、黒い三角に見える部分にぶつかり、下の白い容器に落ちる、という仕組みです。集まった標本は、一週間に一度採集し、県の林業研究機関にクール便で送ります。

 川上村には、ミズナラの巨木が密集している場所があり、去年に続いて2回めの調査がはじまりました。近頃では地元の山に入る機会が減っていますが、「こんな条件の場所はありませんかね?」と問われて、地元との調整も含めいろいろとコーディネートできるのは、やはり森林組合で働いていた者の強みかもしれません。

 施業で直接おつきあいの生じる行政担当者だけでなく、研究機関の皆さんと情報交換を行うことのできる機会は、山村企業にとり大切なことのように思うのです。誤解を恐れずに理由を述べれば、情報というものは、決して媒体を選ばずにバラ撒くことのできるものばかりではなく、お互いが目と目を合わせて、なおかつ現場でなければ出てこないような話題も有り得るのではないかと感じるからです。

板バネ破損

 山では、町で起こりえないことが起こります。そまびと唯一の公用車のサスペンションが、日々の林道通勤に耐え切れず、ついに折れてしまいました。

 修理代は約3万円。ところが、修理に出してみると、反対側の板バネにもヒビが見つかりました。部品を取り寄せてもらい、もう一度入院です。

060804bongo 002.jpg
 矢印のところが、折れて、どこかへ行ってしまいました

           ↓↓↓↓↓

060804bane.jpg
 修理後。 グレーっぽく見えるのが、新しいバネ

草まみれの日々

 真夏の下草刈作業は、朝5時スタートです。新たに木を植えた現場は、日差しを遮るものがない場合が多く、炎天下での作業は能率が低下します。これを避けることができるうえに、朝露があるうちは、草がパリッとしていてとても刈りやすく、何といっても、夏の作業の最大の敵である、ハチの動きが鈍いうちに作業ができるのです。

060801kusa1.jpg
 これは、背負い式の草刈機です。斜面の角度がおわかりいただけますか?

060801kusa2.jpg
 今年春に植えられたカラマツの苗木。足の出演は私です。
(more...)