シカによるカラマツ食害

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 ご近所のページで、人工林でのクマはぎの被害が紹介されています。手間をかけて育てた木が、一日でダメになってしまうのですから、これは見過ごすことのできない深刻な被害です。足場の悪い場所で、対策をとらなければならない皆さんの苦労も、危険を伴う大変なものでしょう。

 一方、私たちの地域ではご覧のような被害が発生しています。シカはよく、マユミ、リョウブなどの直接生産に関わりのない木の皮を剥ぐのですが、今年の夏、12年暮らしていて始めてこのような食痕を目にしました。そしてここで最も深刻なことは、この被害のことが騒ぎになっていないことだと私は思うのです。
 このような「激しい」食痕を見ても、地元の皆さんは「あ~あ、困ったもんだ。こんなに食っちゃって」程度の反応で終わることが多いのです! 
 山村の多くは第一次産業とともに歩んできた歴史を蓄えています。そういうところで、山林の所有者にもういちど「木の生産者」であることを自覚してもらうために、私たち起業者はせっせと今日も木の売り先を開拓しなければなりません。

 ところで、この季節、天然生林や皆伐地のある地域に暮らすシカにとって、食べ物は豊富であると考えるのが普通ですよね。そこであえてカラマツの形成層を食べるということには、それなりの理由があるのでしょうか。

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ものさしを持っていなかったので、代わりにCDのパッケージをあててみました。歯の跡がおわかりいただけますでしょうか。