アルバイト

ひとりで作業をしていると「あぁ、こんな時にせめてもうひとり仲間が居ればなぁ」というシーンによく遭遇します。昨日もそんな感じでした。午後から健康診断で現場には午前中しか行くことができません。でも今の現場は、車を降りてから登る時間が長いので、半日仕事では少し無駄が出てしまいます。そろそろ作業も終わりに近づき、補助金申請のための測量もやらなければならない。そまびとから借りたコンパスも早めに返したい。こんなとき相棒がいれば、健康診断前のハンパな時間を使って測量をしてしまうのですが…。

 そんなことを考えていると、前日の晩に中学生の娘と目が合いました。偶然にも、平日の休みだと言うのです!

父: おとうは明日助手が欲しいんだけど、アルバイトしない
子: バイト? 何するの?
父: 測量
子: えっ、測量? …いいよ

 彼女が「測量とは何か」を知らないだろう、と私が思っている以上に知らないことを知ったのは、すでに山を登り始めてからでした。とにかく手順を説明し、ポールとテープをひきづりながら歩き回ってもらいました。傾斜は30度前後、切捨ての木がバタバタと足元をふさぎ、かなり大変な思いをさせながら、0.6haの周測が無事に完了しました。

 
 高度経済成長の頃、「金の卵」という言葉が流行しました。「当時、集団就職の若者を受け入れた企業の経営者たちはどんな思いだったのだろう」。まったく関係のないことですが、そんなことを考えた一日。
 娘よありがとう、困ったときにはまたおねがいします。