30日まで仕事

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やっと昨日、本年最後の現場作業を終えました。電線や建物があって倒せなかったシラカバに登って伐って、あとの引き倒し作業は来年に行います。

皆様 一年間大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年は5日からお目にかかります。

 

 

 

 

 

生分解性オイルでの失敗

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以前から気をつけなければいけない、と思ってはいたのですが、まさかこんなに簡単に壊してしまうとは...。

 チェンソーには、ソーチェーンを高速で動かすための潤滑油を使います。チェーンを回転するたびに山に油をばらまくことになるので、ここ何年か、従来の鉱物性より倍近い価格の植物由来のオイルを使うことにしています。植物性であるがゆえに酸化しやすく、固まってオイルの出が悪くなる場合があると言われていたので、長期間使わないときにはオイルを抜くなどして注意していたのですが、たったひと夏油断しただけで、オイルが固まり、ポンプを壊してしまいました。年末に7千円の修理代は高い月謝になりました。

 生分解オイルを使っている皆さんは、くれぐれもご注意ください。

 

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 オイルポンプのクローズアップです。画像ではわかりにくいですが、大きな丸い穴の中のウォームギアをすっかりなめてしまっています

空中枝落としミーティング

アーボリカルチャーの話題ばかりですが、私の頭の中がつねに木の上の作業のことでいっぱいなので、ご勘弁ください。

 前回、研修に参加させていただいた上伊那森林組合の地元である箕輪町の南宮神社というところで、大きなケヤキの枯れ枝除去を行ってきました。特に研修と言う位置づけではなく、希望者なら誰でも見学OKのミーティングのようなイベントで、氏子さんたちが見守る中、前回の研修会参加者のほとんどの人たちが遠方から駆けつけて、思い思いに作業を行い、ほとんど同窓会のような感じでした。

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 私としては、25mのところまで自力で上がったことも初めての体験でしたが、そこからフリクションを使い、枝を伝いながら作業を行ったことは、実に勉強になりました。高いところから記念のショットをと思い、腰にあったカメラに手をのばすと「あれれ?」、カメラははるか下のケヤキの根元におっこちているではありませんか...。そんな理由で、残念ながら画像は他の参加者が登っている地上からのものだけです。

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境内ならではのショットです。作業者はなんだか操り人形のよう

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足でロープをからめているところに注目してください。これが「フットロッキング」。アーバー技術の核心的部分で、この形を自然に作れるように足が覚えてくれるまで修行は続きます

助かってます、でも…

例年どおりならば、と書いても感覚的にその「例年」の記憶が曖昧になりそうな暖冬続きです。とっくに雪に覆われ、村中がコチコチになっているはずの季節なのに、昨晩もずっと雨が降っていました。

 おかげさまで働き易くて嬉しいのですが、降るべきものが降らないと困る人たちも大勢居るはずですし、当地でも奥山の雪が少ないことは、即、夏の干ばつを意味し、基幹の農業がもろに影響を受けることになります。
 シカの死亡率が低下すれば、その影響も少なくないでしょうし、何か大きな災難にも結びつくような気がして、動物的な不安を感じています。

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標高1,430mの砂防堰堤。いつもならば氷の壁なのですが、今季はまだこのように滝の状態です

造林事業の検査

娘に測量を手伝ってもらった現場の検査が完了しました。0.6haのアカマツ天然林。林齢50年弱。雪の残りがちな地域なので、入り口まで車で近づけないのではと心配しましたが、昨日の雨で路面も落ち着き、1時間程度で無事に終了しました。

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 これまでも何度かふれたかもしれませんが、民有林の手入れをすると、その内容に応じて山主または施業の実施者が県に森林造成事業補助金(造林補助金)を申請することができます。
 昨日は、県林務の川上村担当の方に、現場が申請どおりかどうかの確認をしていただきました。画像のとおり、近ごろでは間伐本数の確認に「密度管理竿」を利用することが少なくないようです。
 ケガをしたり家族の力を借りたりと思い出の多かった山も、なんとか年内申請ができ、これで一段落です。

風邪かな

一昨日、ちょっとした頭痛を感じながらも、工程の遅れに追い立てられて現場へと出かけました。ところが、いつも極めて高精度な腹時計が、ちっともお昼を告げる様子がありません。軽トラの運転台でうたた寝をして、午後の作業にかかると全身が鉛のように重く感じられます。この急激な体調悪化は、過去に覚えがあります。そう、インフルエンザ。ひとり作業ゆえ、完全に動けなくなってしまう前に下山しないとやっかいなことになります。最悪の事態を想定し、2時頃に撤退しました。

 忙しさのあまり予防接種を忘れていたことを後悔しつつ、夕方、村の診療所へ。こういうとき、近くに診療所があると助かりますね。さいわい微熱のまま推移し、昨日一日じっとしていたら、今朝はほぼ普通の状態に戻りました。運の良いことに、当地でも昨日は一日雨が降ってくれたおかげで、足元の白い変なモノが消えて土が見えてきました。これは「たまには体を休めろ」との天のお告げと解釈し、感謝しながら、今日は青空のもと、山へ出かけます。

スゴイ

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山仕事をしていながら、実はこれまで手鋸については無頓着でした。現場ではすべてをチェンソーで済ませてしまいますし、そのチェンソーが挟まれた場合の脱出方法も、私は鉈派です。たまに剪定の仕事などで手鋸を使ってもみるのですが、昨年夏に剪定の現場で無くしてしまって以来、頭にきて持ち歩きませんでした。

 ところが10月のアーボリカルチャ研修で、その価値観に変化があらわれました。講師の腰からぶら下がるバナナのような鞘。「ありゃなんだ?」と思っていると、そこからは見たこともない長い手鋸が出てきたのです。これが、「スゴイ」との出会いでした。

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 林業用ノコギリで、なんと商品名を「スゴイ」と言います。刃の長さ36センチ。このメーカー(兵庫県製です)の鋸は、アメリカのアーバーたちに人気があるということで、その理由を知りたいとおもい現場で使ってみることにしました。
 近ごろの手鋸は、強力な焼入れがしてあり、切れ味が落ちた場合には目立てをせずに、すぐに刃を交換するシステムになっているのですが、このスゴイは目立ても可能ということです。まだ1日しか使っていないのですが、さすがに木の上での使い勝手は洗練されています。鞘への出し入れがし易く、長い刃と先端の形が、離れた場所のロープを手繰り寄せるのにも好都合。無くさないように大切に使いたい道具です。

間伐補助制度の学習会

いっぱしの林業業者よろしく、県地方事務所が開催した学習会に参加してきました。従来から、民有林の間伐に対しては、国と県、地域によっては市町村などからもその作業量に応じて補助金が支払われているのですが、今年度はそれにプラスアルファーがありますということで、説明をよ~く聞いてきました。

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 会場はご覧のようにけっこう大勢の参加者で満席状態。遅れていった私は、空いている一番前の席に座らせてもらいました。今回の要点は以下のとおりです。

1 森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法について
2 長野県森林づくり県民税活用事業について
3 その他間伐補助制度について
(作業路、アカマツ林の樹種転換)
4 その他

 中でも1の特措法関連では、私のような小さな事業者でも、以前よりも格段と低いハードルで、補助金を直接受け取ることのできる作業実施主体になることができるようになったということで、大きな追い風ということができます。他にも県民税を活用することで、いつも苦労する森林所有者の取りまとめや、境界確認などへの交付金がつく、という点も注目すべきことでした。
 「補助金あってあたりまえ」や「使いにくいところばかり指摘」するのではなく、少しでも間伐を進めたい、という大きな目標にたち返って、これを機に村の担当者や所有者とのコミュニケーションを深めたいものです。

期待と不安 その2

木登りと樹上作業の続編です。画像は最終日のもので、登って降りるだけではなく、リムウォークという横の動きも加わりました。このテクニックを使えば、枝の先まで行くことができます。登っているのはミズキという木で、表面はツルツルでした。

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 このあと、画面左側にある細いヒノキに、下の画像のとおり移動しました。この方法を応用すれば、直接登ることができない木にも、空中でアプローチすることができます。

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画像は2枚とも塚本様から提供していただきました

期待と不安

木の上で安全に作業したい…。以前からそんなふうに思っていたところ、ロープを利用したクライミング技術による樹上作業の研修が行われると聞き、この1日から2泊3日で喜び勇んで参加してきました。主催者は同じ長野県の上伊那森林組合。以前、ここでもお知らせした、岐阜のアイターンミーティングで実演してくださった講師の皆さんです。

 今回の研修では、技術のみでなく作業に必要な基本的なギアも、経験上、現在考えられる最も良いものが推奨され、事前に輸入しての購入手配までしてもらえるということで、私にはまったく実践向きの内容でした。

 初日、会場となる駒ヶ根市に向かう途中でも開校式のときも、近ごろでは感じたことのない期待と不安で胸の中はパンパン。そして、あっという間の3日間。まずはこれまでに受け取った修了書の中で最も感動的な修了書の画像をご覧ください。

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Climbing Technique Level 1 の認定書です