天然生林

1haはあると思います。赤茶色にボヤーっと見える草むらのようなところが、たいへんに若い天然生林です。

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 藤森隆郎先生の「森林生態学」(全国林業改良普及協会)(158p)によれば、天然生林とは

 天然林と天然生林の区別は、天然更新が自然の状態でなされたものか、伐採や更新補助作業などの人為が加わったものかの違いによるものである(Smith,1986)。天然林は人為を伴わない天然更新により成立したもので、その後も育林作業など人為の及んでいないものをいい、天然生林は更新補助作業を伴って天然更新したものであったり、除伐や間伐の作業が加わったものをいう。

 ということです。ここは3~4年前に、カラマツを皆伐したまま放置した場所ですので、まさしく天然生林。そしてどうしてわざわざ紹介したかと言うと、ご覧のとおり

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 見事にカラマツの林ができ始めているのです! 周囲からの種の飛来が多いのはもちろんですが、ここが「いかにカラマツの生育に適しているか」ということを、彼らが自ら語っているような気がしてなりません。
 木の育ち方を、もう少し時間をかけて見ていかないと断言はできないのでしょうが、適地適木という言葉が頭をちらつく光景です。「なんとか所有者と深い関係になりたい」そんな山です。

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