オーガナイズ

100119lower-costs5.jpg

 20代の頃、住み込みでバイトしていたところの先輩に教えられました、「日本社会では軽視されているようだけれど、オーガナイザーが重要や」と。まさか50になって、林業機械の研修現場でこの言葉を思い出すとは...。先輩はすごい!

 佐久地域高能率間伐材搬出システム開発グループについては以前も紹介しましたが、今日は偶然その研修現場に同行することができました。

 なかなか機械化の進まない林業界に、いかに機械によるシステムを普及させて、低コスト化を進めるかということを課題ととらえている流れがあります。当地でもようやくその検証と学習がはじまったわけですが、導入すれば生産性が上がるとわかっている機械でも、一台一台が高額なため、個々の事業体は導入することには慎重になります。

 問題は、一定の丸太を森の状態で常に確保し、安定的に世に送り出すことができるかどうかなのですが、ここでも行政は精一杯のところまでやっていて、あとは本人たちのやる気次第というところまできていることに、今日気づきました。
 

 地域の同業者が納得できる仕事量の実績なのか、世の動静を見抜き敏捷に動くことができる能力なのか、あるいは私などには想像もつかない何かなのか。それを持つ誰かが言い出しっぺ、つまりオーガナイザーになって、この地域の山から出る丸太を統括するようになれば、それは必ずモノになるのです。
 こうしたグループ作りがうまくいったとしても、木を世に利用させる仕組みを創造しないかぎり、木材はハウスメーカーや問屋などの、買い手側が求める契約規模と内容に支配されながら、山を思う者にとっては不条理な扱いを受け続けます。でも、高性能機械と呼ばれている以下の機械たちが活躍することは楽しみなことです。

 

100119lower-costs1.jpg

ハーベスター:自分で立木をつかみ、伐り倒し、丸太にします

 

100119lower-costs2.jpg

グラップルバックホー(ウィンチつき):倒れた木や、丸太を引っ張ったり、積み上げたりします

 

 下のふたつは、今日見ていて一番そそられた場面です。
 バックホーのアームにつけたグラップルを、道作りなどに使用するバケットへ、ひとりでもかなり早く交換することができます。カタログをもらってしまいました。

100119lower-costs3.jpg

100119lower-costs4.jpg