森林・林業再生プラン

昨年12月、農林水産省から森林・林業再生プランというものが公表されました。このプラン実現のため、5つの検討委員会が設けられ、予算要求に向けての議論が進められており、スケジュールによれば11月には「制度的課題への最終取りまとめ」が行われる予定になっています。

 この再生プランについて、mixi内の林業現場人(りんぎょうげんばにん)会議という36人が参加しているコミュニティで議論が行われており、11月の取りまとめ前に、現場の視点に立った意見を出そうということになり、10月4日の晩に都内で懇親会を行い、翌日に会議をすることになりました。
 日頃、地域の森林や林業に関わっている人たちが全国から参加するこの会議。恐らく今回の集まりを入り口として、今後何度か話し合いが持たれることになると思います。第一回には間に合いませんが、自分も議論に加わりたいという方はコメント欄などに連絡をください。

 農林水産省のサイトをご覧いただくとわかりますが、今回のプランでは路網の整備や集約化を行うことで木材の安定供給につなげることを目標のひとつにしています。これに合わせて、補助金や予算の見直しもはじまっているようなので、地域の実情に合う、本当の再生に必要なものは何なのか、そしてすでに始まっているかもしれない再生の芽をつむようなことになっていないかを、山仕事をしている者の一人として考え、より良いプランになるように声をあげてゆきます。

復帰

 

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完治はしませんが、涼しくなるにつれて楽になってきたので、ようやくフルタイムの作業に戻りました。よく伸びてるでしょ、このアカマツ。こんなのばかり15本ほど倒します。画像ではわかりにくいですが、建物には電線のおまけつきです。

(木の高さをお見せしたく、画像を切り張りしました。画質が異なるため見にくくなったことをお詫びします)

月夜野へ

 療養生活が続き、すっかり更新をサボってしまいました。涼しくなったせいか、腕の痛みがだいぶ少なくなってきたので、群馬県の月夜野(つきよの)というところまで、NPO法人空とぶ森さんの間伐作業のお手伝いに出かけました。
 参加者は12名。ほとんどの人が伐倒未経験者ということで、まずは手鋸を使う作業での注意点をお話しし、4班に分かれて、小さな木での実習にうつりました。

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 木を倒す際には、たとえそれがどんなに細い木であっても、必ず危険が潜んでいます。ですから未経験者には推測できない、あらゆる可能性を話していると、つい「危ないことだらけ」のお話しになり、作業がはじまると皆さん萎縮してしまいます。このあたりのバランスが難しいとは思うのですが、たとえ萎縮ぎみでもケガをするよりはましと割り切って、いつもできるだけ細かくフォローするように心がけています。今回の説明はどうだったかな??

 午後からは、遊歩道を入れる場所を案内していただきました。人工林と天然生林、沼あり沢ありの変化に富んだ山で、メンバーには生物に詳しい方が大勢いるので、短時間ながら楽しませてもらいました。
 往復7時間の運転でしたが、ゆっくりと休みながら行ったので、心配していた腕の痛みも少なく、来週からは自信を持って1日作業に復帰できそうです。

移植作業

県内某地区で、希少種の移植作業を手伝ってきました。現状は里山ですが、事情があってそこにある希少種の引越しが必要になりました。

 お手伝いして「あぁ、そうか」と気づいたのですが、植物は季節とともに大きく姿を変えることが少なくありません。移植に適した時期、必ずしも対象となる種が見つかり易い姿でいてくれるとは限らないわけです。例えばスプリングエフェメラルと呼ばれている種の中には、晩夏にはまったく地上部に痕跡のないやつもいるので、移植にはかなり高度なノウハウが必要となります。

 個体の特定だけでなく、移植先の環境整備や、移動中の乾燥対策など、考えなければならないことがたくさんあります。できることなら移植など必要のない社会が理想ですが、その時がやってくるまで、まだしばらくはこうしたノウハウが、心ある人たちによって保たれ、活用されなければならないのでしょうね。

クロアチア

 ブログの紹介です。世界伐木チャンピオンシップという競技がクロアチアで開催されるとのこと。今年は日本から選手団が参加することもあり、何と全国林業改良普及協会さんからも取材が決定したそうです。詳細は林業現場人のブログをご覧下さい。

 23日から27日の取材にあたり、見てきてほしいこと、聞いてきてほしいことについての希望も募っているので、ぜひご覧になり、コメントしてください。
 ちなみに私は、

○各選手、日頃考えている林業や森林に関する問題点は何か
○この大会に参加するまでの技能や、施業技術全般をどのような体制の中で身につけたか
○現場ごとに、森林所有者とはどのくらいの関係をもって作業しているか

 などをリクエストしようと思っています。

神経ブロックその後

 相変らず体調の話題です。合計2回の神経ブロック治療を受け、周期的に出ていた痛みの回数は減ったものの、依然指の痺れは消えません。山の中で突然動けなくなると迷惑をかけるので、残念ながら週末に予定していた一泊二日のガイドの仕事を断り、マイペースでできる草刈りを、リハビリを兼ねてボチボチとはじめています。

 まだまだ本調子ではないので、作業はお昼までが限界。あとは家でじっとする日々。パソコンに向かうことはできるので、もっとブログを充実させようとは思うものの、だめですね、モチベーションゼロです。そんな中、合い見積になっていた仕事もひとつなくなってしまい、スッキリしません。あまりガツガツするなという天からのメッセージでしょうか。

 雨もやんだようなので、今日は終日山ですごしてみます。

特集は”刈払機活用術”

制作のお手伝いをさせてもらった本が、もうじき発売されます。昨日、全林協さんのブログに詳しい内容が紹介されました。特集は「刈払機の徹底活用術」です。ひょっとして、これだけいろいろな角度で草刈を扱った本は、今までなかったのではないでしょうか。安全対策や技能面で新たな話題提供や議論の場が生まれることを期待しています。