フォレストリーダー研修の報告

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先週からはじまったフォレストリーダー研修の続報です。会場となった東京神田の某所に行ってみてびっくり。そこには何と全国から80人以上の林業の現場従事者が集まっていました。これほど多くの、日本中の若いきこりを一度に見たのははじめてです(笑)

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 まずはアイスブレイク。通常の企業研修では見慣れた光景ですが、業界の人の中には、新鮮な気持ちで受け止めた方もいるのではないでしょうか。

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 これからの現場人は、経営や採算意識をもっと強く持って働かなければならない。そんなメッセージが伝わってくるホワイトボードです。

 都合で、最初の二日間しか参加できませんでしたが、全国で実践している各分野の方が直接講義しているので、内容は充実しており、皆さんこれまでとは違った目で現場を見るようになることは間違いないでしょう。
 藤森隆郎先生(日本森林技術協会)の「現場の皆さんは、技術者として誇りを持って働いてください」という言葉が、心に響きました。

フォレストリーダー

平成22年度、国の「緑の雇用」現場技能者育成対策事業として、フォレストマネージャーとフォレストリーダーという、これまでになかった林業従事者のための研修制度がはじまりました。
 従来の経験1~3年までのフォレストワーカーに加え、そのキャリアアップのために経験5年程度の従事者を対象に行われるのが、今年度のフォレストリーダー研修です。今日はその初日ということで、東京の神田まで研修の様子を見せていただきに、これから出かけます。
 また戻りましたら、報告をします。東京は暖かいんだろうなぁ...。

手がモッコリ

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画像をご覧になって、これが何だかわかるでしょうか? そう、使い捨ての小型カイロを入れているのです。

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 毎朝、犬の散歩に出かけるのですが、この時期は千曲川の冷たい川風に30分あたると、手の感覚がなくなってしまいます。手袋を重ねたりもしたのですが、効果がなく、思いついたのがこの方法。
 散歩の時だけではもったいないので、現場にも持ち込んで使ったところ、これが実に快適なのです。注意書きには、直接肌に着けないようにと書いてあるのですが、当地では大丈夫です。
 このおかげかどうかは不明ですが、今年は手の痛みがありません。

ゆっくりと倒す

今作業させてもらっている現場では、ひとつのテーマを設定しています。それはひと言で表現すればハシゴとワイヤーを使わない支障木伐採。

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 倒す途中を画像に納められればわかり易かったのですが、独り作業に集中していたため、このような画像しか残すことができませんでした。
 ご覧の通り、このサクラを「バサッ」と倒してしまうと、伐倒方向にある丸太テーブルと椅子を直撃してしまいます。そこで、倒そうとする木の伐倒方向の反対側(厳密には、この現場では避けなければならないものが他にもあり、斜め後方です)からロープで木の倒れる速度をコントロールしながら、つまり倒れる木のスピードにブレーキをかけながら、木をジワ~ッと倒す、という伐倒をしてみました。

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 画像左側のロープが、倒すために引っぱるロープです。つまり、この木は倒そうとする反対側に傾いていたので、牽引しながらの伐倒作業でした。ロープをセットした高さは6mくらいです。2段ハシゴで届く高さですが、この現場にはハシゴは持ち込んでいません。
 そして画像右側のロープが、倒れようとする木にブレーキをかける役割のロープです。結び目は万能選手のランニングボーライン。

 

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 ブレーキングデバイスと言うと笑われてしまうかもしれません。山やの皆さんにはおなじみのエイト環。これで、木の倒れる速度をコントロールできます。今日やってみて、おそらく300kg以上の重さをコントロールできるのではないかと感じました。
 独り作業なので、倒すために引っぱる位置と、エイト環でブレーキをかける位置は同じ場所です。
 引っぱるロープも、ブレーキ用のロープも、スローラインという道糸におもりを結び付けて投げ上げ、地上からセットしました。
 

 これまで、高い場所への支点設置には2段ハシゴを多用していましたが、おもりを一発投げ上げるだけで、たいていのセットが可能であることがわかった今では、もう恐くて登ることができません。

仕事はじめ

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みなさま、遅くなりましたが本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 本年の仕事始めは5日でした。昨年末、忘年会に呼んでいただいた先輩事業体の皆さんと一緒に、梓山という集落にある山の神(大山祇神社:おおやまづみじんじゃ)にお参りしてから、村内にある武蔵野市の施設で現場作業。そして3時に切り上げて、再び先輩たちに合流し、新年会に参加させてもらいました。

 新年度になると、国の森林整備への補助金制度が大きく変更されます。
 この大きな流れの中で、この国の森が一歩でも前へ出て、できれば世間を引っぱってゆくような存在になるよう、働きたいと思います。そして今年も安全第一を忘れずに。