特別な現場

 私は、”やすにぃ”と”たかにぃ”という二人の師匠から山仕事を教えてもらいました。たかにぃは現役ですが、やすにぃは何年か前に第一線を退いて、チェーンソーとはほぼ無縁の生活をしています。

 先日、そのやすにぃのお宅におじゃましたとき、「裏のクルミの木が倒れると、隣の家をつぶしてしまうので、切ってくれないか」と相談されました。もちろん、師匠に喜んでもらえることならばと、少々入っていた酒の力も手伝って、二つ返事で引き受けました。 …が、

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 さすがに師匠が手を焼いているだけあって、クルミは、そう簡単に転んでくれる代物ではありませんでした。
 いろいろと工程調整をしておじゃましたときには、すでに葉もしげり、伐倒には最悪の時期を迎えていました。でも、台風が心配で夜も眠れないということなので、要林産の持てる力を振り絞って、なんとか無事に倒すことができました。

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 一番てこずった木の他にも、何本かやっかいな木があり、枝おろしまで含めて、まる四日かけて処理が完了しました。その間のストーリーを記したいのですが、あまりに濃密なので、またの機会にします。
 楽な仕事ではありませんでしたが、ひとり立ちした姿を師匠に見てもらい、「これで今夜から安心して眠れる」と言われたときは、疲れがすべて吹っ飛ぶさわやかな気持ちになりました。
 やすにぃ、お役に立てて光栄です。まだまだ未熟な教え子ですが、また、いつでも声をかけてくださいね。

ブナの新梢

 昨年と同じく、今年もブナの新梢(しんしょう)を採取するお手伝いをしてきました。
 発根し易い部分を採取するには、日あたりのよい樹冠部から採る必要があるため、せっせと登りました。

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 ウォーリーを探せ!です。私の居る場所、わかりますか? ヒントは「高いところ」です。

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 こんな感じです。
 ブナは、雨を幹に集める構造になっているため、朝まで雨降りだった昨日は、どこもツルンツルンです。樹上でバランスをとる絶好の訓練になりました。

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 実はこの採取現場は長野県塩尻市(← 失礼、松本市の間違いです)にある牛伏寺(ごふくじ)という古刹の森です。檀家さんの協力のもと、恐れ多くも本堂のまん前まで軽トラで乗り入れをさせていただきました。おかげで、仕事がはかどりました。

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 下山風景です。…牛伏寺の牛さんたちと。

画像はすべてふるだぬきさんから送っていただきました。ふるだぬきさん、ありがとうございます。