ローラー破損

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 今働いている現場です。画像でわかるとおり、日のあたるところ
は融け、日陰は冷蔵庫。
 天然性広葉樹林で、大雑把に言うと訪れる人たちが安全に、
かつ森のおもしろさを感じることを目的に施業しています。
(ピンポイントでは、かつてあったワラビが、またたくさん生えて
欲しいという要望と、ミヤマクワガタを増やしたい、という要望が
あります)

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 久しぶりに仲間がいっしょだったので、先週、自分の姿を写して
もらいましたが。。。 改めてみると、すごい配色ですね。
 作業中に目立つことは大事ではあるのですが、あまりにも
意匠面を無視しています。

 などと、余計なことをあれこれ考えながら木を伐っていたら、
「カタン」と軽~い衝撃。直後にチェーンソーから変な音がし始め
ました。
 分解して調べてみると、おやおや、ガイドバー先端のローラー
(スプロケットギアと言ったりローラーと言ったりするようです)が
真っ二つに割れてしまいました。チェーンソーの刃は、高速で
この上を走る構造になっています。寿命でしょうか。
 仕方なく、バックアップの機械に持ち替えて、作業続行です。
何とか年内には完了させたい現場です。
 雪よ、降ってくれるなよ~

月ときつね

 毎朝6時の犬の散歩が日課です。この季節、まだ暗いうち
から出かけますが、先日、満月に照らされた雪の畑をスーッと
何かが横切りました。
 瞬間的に、「トビ(=鳥)は暗いうちから飛び始めるんだ」と
感心するくらい、滑らかに直線的に移動しましたが、、、
 なんとキツネ! しかも直後にもう一頭が、前者とはまったく
反対方向に走り抜けました。
 月明かりが蒼かったことも印象的でしたが、キツネたちと
ともに暮らしていること。これが妙に嬉しかったです。
 いえいえ特別なことではありません。都市部でも、外来種
ではない連中が普通に生活しています。
 タヌキやイタチは、出会う機会が少ないだけで、けっこう
ヒトくさいところでも元気にやっています。
 まだ彼らと出会えるうちに、この日常の大切さを知ってもらう
にはどうすれば良いんだろう。
 しばし原点を見つめる時間をもらったできごとでした。

そおしゃる・ねっとわあく・さーびす

 フェイスブックに参加登録しました。早速、友達リクエストなるものを
連発しましたが、リクエストが届いていない方はよろしくお願いいたします。

 アカウントが知らぬ間に覚えのない人に紹介されてしまうのでは?
また、映画「ソーシャルネットワーク」の内容もあまりに衝撃的だった
ため、二の足を踏んでいたのですが、旅先で同行した人が、このブログ
にも時々コメントをしてくれる方のドイツからのレポートを、リアルタイムで
携帯電話でチェックしているのを見て、即登録しました。

 でもまだスマホを持っていません。ですから、本格的な運用まではまだ
時間がかかりそうです。

広島県へ

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 広島駅から自動車で約1時間の、吉和というところへ
行ってきました。目的は安田林業さんの取材です。

 そりゃあ取材の対象になるくらいですから、皆さんに
広く知っていただかなければいけないことがたくさん
あったのですが、核心部分は本ができあがったときの
楽しみということで、少しだけ紹介します。

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 こちらは毎週末に行われるミーティング風景です。
毎回、誰かがテーマを決めて発表をします。それに続いて
作業予定の打ち合わせや、現場で直面した危険の反省を
各人が記録し、社長にも確認や反省点の再確認をして
もらいます。その記録は事務所のホワイトボードに掲示し、
全員が情報を共有します。

 安田林業さんでは、「山仕事はかくあるべき」という形が
すっきりと実践されていました。
 日本の地域がこのような事業体で満たされるとき、きっと
この国は新しい生き方のようなものを見つけるのでは
ないでしょうか。できることなら、その様子を見届けてみたい。
率直な感想です。

 忙しい中対応してくださった安田林業の皆様、どうも
ありがとうございます。

木を売るということ

 農業をやっている仲間から相談の電話。「今、畑の横のカラマツを
倒しているんだけど、この木は売れるかな?」

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 情報が少なすぎて即答できないので、仕方なく現場へ…。
 そして結局、いろいろな事情から、私がすべて造材をすることになり
ました。

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 この”事情”がポイントだと感じます。手短に言ってしまえば林業の
煩雑さということになるでしょうか。木を倒すのは良いけれど、そこからの
手間が大変なのです。そしてこの手間が、大きく分けてふたつある
ことに改めて気付き、かつ、ふたつ目に述べるものの方が、問題として
桁違いに根深いな、と感じた次第です。

 以下、主に同業者向けです。長くなります…。
 木が身近にならない理由ともクロスオーバーしているのかもしれません。

 ひとつは、物理的な手間。
 倒した木の枝をはらい、引っ張り出し、曲がり方に応じて規格の
寸法に裁断し、トラックに積み込んで売り先へ搬入するという、
危険や重労働が常につきまとう手間です。
 ところが依頼主の友人は、この手間については実にあっさりと
納得しており、問題視しませんでした。

 
 分析してみると、彼にとって、木を倒し現金に換えることが、畑の
貸主に貢献するというミッションをもったものである以上、外国人実習生が
居るうちは、「かかる物理労働をすることなど、農業の延長でしかない」と
いうことのようです。
 ところがです。もうひとつの手間 -それはソフト的な手間とでも呼べる
のではないでしょうか- に直面したとたん、彼の反応が激変しました。
 木の曲がりに応じた採寸のバリエーションを説明しはじめたとたん、
「材木って、そんなに面倒くさいものなんですか。とてもついて行けない。
金は出しますからやってください」という話になったのです。

 
 さらにソフト面での衝撃は続きます。納品先として、同じ村にある
製材所の存在を、村で生まれ育った彼に私は説明しなければならな
かったのです!!
 このことは、村の多くが人工林で占められている村で、すでに
カラマツ林が何の存在でもなくなっている現実を、改めて強く感じさせて
くれました。
 長くなるので、今夜はこのへんでやめておきます。