改善資金の検査

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 村にある先輩事業体が導入した機械です。
 改善資金という、公の融資を受けての導入だったので、昨日は
その検査でした。
 
 デザインが古臭いのは、中古マシンだからです。でもまだエンジンは
快調。来週から5トンの丸太を積んで、バンバン山の中を走る予定です。

山の履歴2

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 先日お伝えした、炭焼き窯の跡です。
 
 この村に移り住むよりもずっと以前、登山への興味から、タイトルに
山とつく本を片っ端から手に取っていたとき、「山びとの記」(宇江
敏勝著)という新書を読みました。
 今思えば、それが山仕事をしている人の暮らしを知る、偶然の出会い
だったのですが、そこに記されていた炭焼きの暮らしを、実際に職場の
先輩の体験として聞いたときの感動は、実に深いものでした。
 
 当時、薪と炭はエネルギーの主力で、そのエネルギー供給基地だった
村の駅からは、構内に置ききれない薪の束があふれ出し、ずっと離れた
県道まで文化薪の山が積まれていたのだそうです。
 当時の林業現場従事者の多くは、山に作られた小屋に暮らしながら
通勤することが多く、里から離れた山で炭焼きをする人たちも、山に
小屋をかけ、俵に入れた製品を数日間に一度背負い降ろすという生活を
していたのだそうです。
 
 山を買い、石を積んで窯を構築し、伐倒した広葉樹を玉切って、窯の
ところへ人力でまくり落とし、その材料を窯に立て込んで焼く。窯を
冷ましてしまうと効率が悪いので、焼いている間に、次のロットの
準備をして、これらの作業の繰り返しをしなければいけないのですが、
若いうちは遊びたい気持ちが先立ち、ついつい下界へ出たついでに
飲みすぎてしまう。そうすると次の作業が忙しくなり、寝ずに準備を
しなければならなくなる。
 
 まだ自分が生まれたばかりの頃、ここではそんな日々が繰り返されて
いたのだと思うと、この壊れた窯がよみがえり、当時の光景が目に浮かぶ
ようで、妙に落ち着かない気持ちになります。

捜索

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 昨日、八ヶ岳の根子岳東側斜面で行われた捜索活動に参加しました。
 
 3月3日、八ヶ岳の天狗岳(2645)へ向かった登山者が戻らないとの
連絡で、4日に稜線上と空から捜索した結果、転落したと見られる痕跡
しか発見できず、現地は切り立った崖であるため、昨日はそこから
約100m下の雪の斜面での捜索となりました。
 
 丸一日かけて探しましたが、傾斜が35度くらいあり、ここ数日の天候で
現場は雪崩の巣になっており、荒天の中の大変厳しい捜索となりました。
 
 手がかりになるものは見つけることができず、自分たちのトレースさえ
雪崩で飛ばされてしまうような状況だったので、全員で悔しい思いを
しながらの下山となりました。
 
 山は言葉では表現できないほどの魅力をもった場所ですが、一瞬の
油断で遭難する危険を常に秘めています。今回も、想像では転落の
原因が見当たらないような場所だと聞いています。
 
 帰り道、用心の上にも用心を重ねて、山へ登る人たち全員が楽しく
下山できることを願う気持ちで、胸がいっぱいになりました。

山の履歴

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 今朝から伐りはじめた現場です。
  
 画像をクリックしてください。少し大きくなるので林の様子がわかると
思います。中央から右、つまり沢地形の右側は広葉樹の林で、今回は
そこには触らず、左側の真っすぐ伸びているカラマツ人工林の間伐をします。
  
 植林後40年以上経過しています。たぶん沢の右も左も、ほとんど
同じ時期、つまり40年以上前に皆伐して、一度運びだしているはずです。
 後日お伝えしますが、沢に沿って点々と炭焼き窯があるので、すべて
炭にして運び出したのかもしれません。だとすると、もう少し前のことに
なるかと思います。
 
 このように、今ある状態から、そこでどんなことが営まれたのかを
想像するのも、山の楽しみのひとつです。
 ここで炭を焼いていた人は、通っていたのかな? それとも、一家で
小屋をかけて生活していたのかな?
 
 その後、植えたのが左で、そのまま自然に任せたのが右の状態。
まったく表情の違う二つの山から、いろいろ思うことをお伝えしますね。

明日は現場に

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 ようやく動きやすい気温になったかな、と思ったら、昨日の
未明からまた雪。でも「上雪(かみゆき)」と報じられたとおり、
覚悟したほどには積もりませんでした。
 (画像は、我が家のすぐそば。千曲川にかかる本郷橋から)
 
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 今朝の段階でここまで融けてくれました。しかし、まだ林内
はベチョベチョなので、あまりロープを使いたくありません。
仕方なく今日一日は、パソコンの子守りをしていました。

 明日はいよいよ、現場再開です。