道具と技vol6です

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 お知らせしなければと思いつつ、発行から1ヶ月以上が経過して
しまいました。09年10月に発行された1冊目から、ずっとお手伝い
させてもらっている本の最新作を紹介いたします。
 
 今回の特集は搬出間伐です。
 人工林を育てる方法として、この国では一般的に収穫の目標より
もかなり高密度に植林をします。それは植えた木すべてが優良に
育つとは限らないことの保険であり、また、若い木を密植することで、
上へ上へとまっすぐに伸びさせることなどを狙って行います。
 ところが、ある程度成長してくると、今度は太らせるための間引きが
必要になり、間伐を行うわけです。
 
 この間引いた木を、山に捨ててしまわずに、引き出してきて利用
しましょうというのが搬出間伐です。
 
 現在日本の多くの林業地では、木が大きくなり、育てる時代から
利用する時代に入っているため、これをいかに効率的に山から
出すか、という技術が求められています。
 と言うことで、今回の特集が「搬出間伐」になりました。なんだか
あたりまえのようで、実は遅れている…。その背景にはいろいろな
事情があるのですが、長くなるのでここでは省きます。
 
 今回は、広島や岐阜での取材、そして地元川上村でも林業界の
精鋭技術者を招いての記事を書かせていただきました。
 業界の人たち向けの本ではありますが、「妻たちのホンネ座談会」や
「地域発 現場日記」などは、現代のきこり事情がわかる、おもしろい
読み物になっています。「お近くの書店でお手にとって」と言えない
ところが残念ですが、出版元の全国林業改良普及協会のページ
だけでも、ぜひご覧ください。
 
 アマゾンでも取り扱っています。